クラウドファンディング「All-or-nothing」と「All-in」の違いと特徴
クラウドファンディングの募集の形には「All-or-nothing」形式と「All-in」形式の2種類があります。
クラウドファンディングを実行するにあたり、それぞれの特徴と違いを理解しておくことが大事です。
「All-or-nothing」形式
「All-or-nothing」形式は、設定した目標額を達成した場合のみ、クラウドファンディング実行者は支援金を受け取ることができます。
設定した目標額に1円でも足りなかった場合は、クラウドファンディング期間中に支援してもらった金額は全て支援者に返金されます。
その場合、クラウドファンディング実行者は1円も受け取ることができません。
「All-in」形式
「All-in」形式は、設定した目標額を達成してもしなくても、クラウドファンディングの期間終了後支援金を受け取ることができます。
「All-or-nothing」と「All-in」どちらがいい?
「All-or-nothing」と「All-in」の特徴を簡単に説明すると、
「そうすると、資金を受け取りやすい『All-in』がいいのでは」
と思われる方も多いようです。
しかし、大切なことがあります。
それは、「プロジェクトの実行義務」です。
「All-or-nothing」の場合、目標額に達成した場合のみ、プロジェクトの実行義務がありますが、
「All-in」の場合、集まった金額の大小に関わらず、必ず実行義務があります。
「All-in」の方が支援金を受け取れる可能性は高いかもしれませんが、「支援金が足りなかったのでプロジェクトは実行しない」、ということは通用しません。
なので一般的な考え方として、
ある一定の金額を集められないと実行できないプロジェクトの場合は「All-or-nothing」、
集まった金額の大小に関わらずプロジェクトを実行できる場合は「All-in」
とすることが判断基準の一つになると思います。
なお、クラウドファンディングサイトにより、「All-in」形式を利用できる条件が限られている場合があります。
また、クラウドファンディングサイトを利用する場合、集まった支援金に所定の手数料がかかります。
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