こんにちは。
YKコンサルティングの河西です。
米ドル建終身保険は学資保険の代わりとしてアリか?
これまで教育費(主に大学資金)を貯める商品の定番といえば、学資保険、あるいは円建の低解約返戻金型終身保険でしたが、
商品改定によりこれらの商品の返戻率が低下しており、「増やす」という観点で見ると非常に魅力がない商品となってしまいました。
そのような中、保険ショップや銀行などでは、円建よりも解約返戻率の良い「米ドル建」の終身保険等を「学資保険代わりに」おすすめするところも多いようです。
では、「米ドル建」の終身保険等は、「学資保険代わりに」教育資金を貯める方法として、アリなのか?
答えは・・・
人それぞれです。
なんて言ってしまうと身も蓋もないですね(汗
ただ、弊社の考えで言うと、「米ドル建」の終身保険等を、
教育資金(大学の費用)を貯める”メインの方法として”こちらからはオススメしません。
なぜか?
まず、「米ドル建」の終身保険は払込時に円をドルに換えて払いこみ、
解約するときは米ドルで払い戻され、円で受け取るときはそれを円換算して受け取ります。
0歳の赤ちゃんが大学へ行くのは18年後です(浪人等しなければ)。
このように教育費が必要なタイミングは決まっていますので、
もしそのときに円高が進行していたら、場合によっては解約払戻金が円換算したら元本を割っていた、というリスクも考えられるからです。
教育費(大学資金)を貯める際にまず考えなければいけないのは、
大きく増やす、よりも「確実に準備する」です。
必要な時期に、必要な金額が用意できることが大事です。
米ドル建終身保険を学資保険の代わりとするケース
先ほど、米ドル建終身保険を教育資金の貯め方として、
「”メインの方法として”こちらからはオススメしません。」
と書きました。
では、メインの方法でない場合、オススメすることはあるのか?
親御様の教育プランの考え方次第ではあるかもしれません。
例えば、将来子どもを留学させたい。という方もいらっしゃいます。
また、もしかしたら海外の大学に子どもを行かせたい、という方もいらっしゃるかもしれません。
(先日、高校生がアメリカの大学を受験する様子を紹介する番組がありました。そういう選択肢もあるのです)
そのようなケースでは、ドルベースで持つ、という選択肢もあるでしょう。
しかし、その場合でもメインはやはり円でしっかり準備しながら、一方でドルで持つ、というようにリスク分散をするのが良いと思います。
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