来年2024年の新しい補助金の目玉となりそうなのが、「中小企業省力化投資補助金(省人化・省力化補助金:仮称)」です。
この補助金は中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援することが主旨となっています。
経済産業省の資料によれば、IoT、ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を「カタログ」に掲載し、中小企業等が選択して導入できるようにする、となっているため、
現在のIT導入補助金に近い運用になるのかな?と予測されます。
※経済産業省発表資料より
従業員数5名以下の補助上限額が200万円(賃上げ要件達成で300万円)というところから、割と使い勝手の良い補助金となりそうです。
一方、コロナ禍で始まった従来の事業再構築補助金は、補助金そのもののあり方が見直され、経済構造の転換に挑戦する事業者、コロナ債務を抱える事業者等に支援先が重点化されることになりました。
事業再構築補助金の公式サイトにも「事業再構築補助金に係る第12回以降の公募について」というお知らせの中で、有識者の指摘を踏まえた見直しをした上で、公募を再開する予定とされています。
事業再構築補助金は新規事業を立ち上げる事業者にとって大きな補助額が魅力的ではありましたが、最近では交付決定までの期間が長すぎるなど、事務局側の様々な課題も指摘されていました。
使い勝手・・・という点ではなかなか難あり、という印象です。
そういう意味では、小規模事業者の販路開拓を支援する「小規模事業者持続化補助金」は、補助上限額自体はさほど大きくないものの、小規模事業者にとって非常に使いやすい補助金なのではないかと思います。
新しいサービスや商品の販売を予定している小規模事業者の方は、「小規模事業者持続化補助金」の活用もご検討してみてください。
YKコンサルティングは2014年の小規模事業者持続化補助金の一番最初の公募にて採択され、それ以降およそ10年近くに渡り小規模事業者の販路開拓の支援と、この補助金の活用をサポートしてきた実績があります。
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