(以下の内容は2024年10月時点での情報です)
「創業時に使える補助金はありますか?」
これは多くの方からよくいただく質問です。
国(経済産業省)の補助金事業で、現在明確に創業補助金をうたっているものはありませんが、創業時に使える補助金は各自治体にて用意されている場合があります。
その補助金を申請する際には、各市町村にて行われている、創業支援等事業計画による創業支援を受ける必要があります。
※創業支援計画についてはこちら
支援内容は市町村にて異なりますが、概ね民間事業者との提携による創業塾や創業セミナー、個別相談や融資のサポートなどが行われています。
また、この「創業支援等事業」により支援を受けた方は、証明書の交付を受けることができます。
この証明書を受けることにより、さまざまな国の支援が受けられます。
「小規模事業者持続化補助金」の創業枠
販路開拓の経費を補助してくれる「小規模事業者持続化補助金」に、「創業枠」という特別枠があります。
「小規模事業者持続化補助金」の創業枠を申請するのに、この創業支援等事業を受けた証明書を提出することが必要になります。
この創業枠で申請することで、補助額が一般枠の50万円から200万円まで引き上がります。
これが創業時の補助金に近い位置付けと考えられます。
各自治体による創業補助金・支援金など
創業時の補助金は、各地方自治体が実施しているケースがあります。
有名なものだと、東京都の「創業助成事業」があります。
このような創業関係の補助金は、創業支援等事業を受けることが条件になっています。
また、すべての地方自治体で行なっているわけではありません。
詳しくは自治体の窓口や、管轄の商工会・商工会議所などにお問い合わせください。
創業時、補助金が使えなかったら?
補助金申請には条件があり、条件を満たさなければ申請ができません。
もし、創業時に申請できる補助金がなかった場合、代替案として「クラウドファンディング」の活用が考えられます。
クラウドファンディングとは、crowd(群衆)とfunding(資金調達)を組み合わせた造語で、
自身のプロジェクトの内容、それにかける夢や思いをインターネットを通じて発信し、そのプロジェクトを応援したいと思った不特定多数の方から資金を募る仕組みのことです。
近年では補助金の代わりにこのクラウドファンディングを活用したり、あるいは補助金とクラウドファンディングを合わせて活用したりする企業も増えています。
クラウドファンディングについて気になった方は、こちらの記事をご覧ください。
「クラウドファンディングとはなんですか?」
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